【第11回】枡田 久美子 先生

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『医療現場で見つけたアロマテラピーの有効性』


枡田 久美子 (マスダクミコ)
アロマリラックス代表
AEAJ認定アロマセラピスト
IMJ山口県支部 アロマ部会長

私はアロマセラピストとして、アロマトリートメントの施術を行なったり、アロマテラピーの魅力を多くの方にお伝えしています。アロマテラピーを学びに来校する方の目的は様々です。「家族が病気で入院した時に自分が何もできなかったので、アロマテラピーを勉強してハンドトリートメントができるようになりたい。」と話された方もいました。アロマテラピーで使用する精油は天然の揮発性芳香物質です。嗅覚を介して大脳辺縁系や視床下部などに働きかけ、心と身体双方に作用します。患者さんの身体を蒸しタオルで清拭する際、精油を使用することによって、不安感を取り除くと共に、皮脂分泌の調整や皮膚を清潔に保つことが1度に可能です。私は、以前からアロマテラピーの医療現場への導入を希望していました。昨年秋、義母が末期癌と診断され、病名が発覚して6日後にこの世を旅立ちました。同居ではないため老いていく様子がよくわかり、介護の必要性も頭をよぎっていました。急に亡くなったため、介護や看護の負担を味わうことはありませんでしたが、病名を知った時は大きな悲しみ、苦しみ、恐怖、辛さに襲われました。『病気を患っている家族を持つ人は皆同じ感情を味わっているのだろうか。どうやって乗り切っているのだろうか。』何もできない自分がとても弱い人間に思えました。このような状況においてもアロマテラピー教室は行います。生徒さんに精油の様々な作用を話しているときにふと気付きました。いま私のやるべきことを。「愛情と感謝たっぷりのアロマジェル」と名付けた、義母のために作成したアロマジェルを持って病院へ行き、義母の足と手を施術しました。すでにモニター装置が取り付けられていた義母の反応は顕著に現れ、施術により呼吸が楽になっているのがわかりました。意識のあった時は、自ら足を上げて施術してほしいと意思表示するほどでした。私自身がこのような経験から思ったことは、統合医療を早く医療現場に導入してほしいということです。そのために補完代替療法の役割を担う専門家の必要性は今後ますます高まると同時に、専門家も質の向上が求められます。山口県で開催される第19回統合医療学会が、医療の在り方の意識改革のきっかけになることを希望します。

【略歴】
1986年 歯科衛生士 資格取得
1999年 日本アロマ環境協会 入会
2001年 AEAJ認定教室アロマリラックス 開校
2006年 日本アロマセラピー学会 入会
2006年 アロマテラピー発祥の地「プロヴァンス」を訪仏
2007年 AEAJ認定校リフレインセラピストカレッジ山口校 開校
2013年 山口アロマテラピーコンシェルジュ 設立
タグ:アロマ
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posted by IMJ2015事務局 at 16:33 | B実践の中で役立った統合医療