【第47回】富島 三貴 先生

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2015年7月3日


『私と統合医療』



富島 三貴(トミシマ ミキ)
みゆきの里会長
医療法人博光会 理事長 


 「福祉の原点は在宅にあり。医療と介護の有機的な連携。予防が何よりも大事。」これは父が御幸病院を開設する時から掲げた理念3本柱になります。
昭和57年に病院を開設し、34年目に入りました。開設当時は特例許可老人病院としてスタートし、今日 地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟、緩和ケア病棟などを有するケアミックス型病院として生まれ変わり、同一敷地に老人保健施設や特別養護老人ホームなど10施設20事業所を構える施設群となりました。健康長寿コミュニティヘルスのあるまちづくりがビジョンです。開設10年目、法人理事に着任した当時、老人医療のあり方自体が社会でも議論されていました。

 "寝たきり医療、社会的入院、薬漬け、スパゲティ症候群"など老人医療に身を置くものとして耳痛い言葉だらけでした。
「何とかしなければ」という想いの中出会ったのが 中国人気功師でした。中国では漢方、鍼灸はもちろん気功ですら医療として認められ実践している病院がある、と聞き、「そこに何か解決のヒントがあるかもしれない!」と北京へ視察に参りました。その後も上海や南京の各中医薬大学に行くことになりますが、伝統医学はまさに慢性疾患と高齢期の心身に優しくも効果ある医療であることを知りました。このことがきっかけとして、ホメオパシー、フラワーエッセンス、アロマセラピー、栄養療法などいろいろな自然療法にも興味を持ち、情報収集を行う うちに多くの医師やセラピストと出会ってきました。自然治癒力を引き出し、補ったり、バランスを取ったり、と現代西洋医学と組み合わせることでより一層の治療効果が生まれていくことを学んでまいりました。特に、統合医療を実践した一番身近な存在は父でした。高齢にも関わらず何度も手術を体験し、95歳の最期まで現役で仕事を続けることができたのも、統合医療のお蔭だと考えています。現代西洋医学に加えて漢方、フラワーエッセンスやホメオパシー、量子医学などで体調管理を行いました。私自身も漢方医にいつも脈を取ってもらいます。病にかかることなくハードな仕事を続けていられるのも漢方やサプリメントのお蔭だと思います。

 "予防が何よりも大事"〜高齢社会だからこそ考えなくてはいけないテーマです。1次〜3次予防の各ステージおいて統合医療は有効です。
最近は生活の基本である食事や運動の在り方を特に考えるようになりました。
栄養豊かな野菜や穀物を摂取し、適度な運動、そしてこころの持ち方、霊性といった分野も取り組んでいきたいと考えています。このように私たちは「高齢化の人間学」を学んでいると思いますし、高高齢社会において統合医療は益々その本領を発揮していくのではないかと思うと、まさにライフワークだと感じています。

【略歴】
熊本市出身、明治大学法学部卒
1984年 リクルート入社
1992年 父親が開設した病院の後を継ぐべく帰郷
    医療法人博光会常務理事就任
1994年 同理事長
2013年 社会福祉法人健成会副理事長
    保健・医療・福祉の有機的連携をキーワードに
    今日まで施設設備に注力
    統合医療の実現に向けて取り組んでいる
2013年 2月 グループ全体を統括する会長に就任


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posted by IMJ2015事務局 at 14:49 | A私と統合医療